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賃貸物件を探しているときに、「UR賃貸住宅」という言葉を目にしたことがあるかと思います。
この記事では、UR賃貸住宅とはなにか、メリットやデメリット、契約に向いている人とそうでない人、審査基準を詳しく解説しています。
UR賃貸は、「都市再生機構(UR都市機構)」と呼ばれる行政(国土交通省)が管理する物件です。平成16年にニュータウン開発や都市再生を目的に設立した行政法人で、既存の団地を住みよく改善したり住居弱者のセーフティーネットとなるように家賃設定をするなど、さまざまな取り組みをしています。
UR賃貸がある地域は限定されていますが、すでに全国に74万戸以上あり、子育て世帯や高齢者が暮らしやすい環境づくりをしているため、対象となる方にはメリットの多い物件と言えます。
参照:都市再生機構の概要について(http://www.mlit.go.jp/common/000193024.pdf)
行政が管理しているとなると、いいところ尽くしな気もしますが、人によっては不便に思うこともあり、メリット・デメリットも存在しています。
UR賃貸住宅のメリットは以下のような点にあります。
UR賃貸はもともと団地などをリフォームしたものや新たに建てたものなどさまざまな物件があります。新しく建てられた物件のなかには、ハイスペック住宅と呼ばれる長期優良認定住宅の基準を上回る機能性やデザイン性の高い住宅も。同じ2LDKでも部屋1つひとつの大きさが広いこともあるため、のびのびと暮らせるメリットがあります。
入居には審査基準があるとは言え、初期費用を抑えられるのも魅力です。
また、都市再生やニュータウン開発という目的があるため、栄えた場所に物件があり、利便性が高い傾向にあるのもポイントです。
UR賃貸のデメリットは以下のような点です。
UR賃貸住宅は、高い基準をクリアしている行政の管理物件。手数料や更新費がかからない一方で、毎月の家賃が相場よりも少し高めに設定されている物件もあります。長期的に住む予定のない人の場合高くつく可能性もあるので、事前のチェックが大切です。
また、部屋を借りる際の条件も民間物件より厳しいのがUR賃貸の特徴です。審査を厳しくしているため、借りにくさはありますが、その分近隣住人とのトラブルに巻き込まれにくい、という事にも繋がるので、メリットとして見ることもできます。
民間の賃貸とUR賃貸物件では、審査基準という話がありますが、他にも違いはあるのでしょうか?
民間賃貸とUR賃貸の違いは次のようなところにあります。
民間賃貸 | UR賃貸 | |
---|---|---|
管理 | 民間企業 | 行政 |
入居方法 | 空き次第入居 | 先着順が多い |
更新費用 | かかる | 無料 |
礼金 | かかることもある | 無料 |
仲介手数料 | かかる | 無料 |
保証人 | 必要・または保証会社契約 | 必要ない |
家の耐震・耐久 | 家によりまちまち | 審査済みが多い・改修も進んでいる |
退去費用 | かかる | かかる |
大きな違いは民間企業が管理しているかどうかです。また、UR賃貸は初期費用で請求される「仲介手数料」や「礼金」が不要なため、なるべく安くで引っ越しをしたい人に向いていると言えます。
UR賃貸の審査基準は厳しいと言われますが、具体的にどのような部分をチェックしているのでしょうか?
審査基準には以下のような例が挙げられます。
保証人の必要ないUR賃貸では、貯金や月収も厳しくチェックしています。また、先着順であることが多いので、困る人は少ないかもしれませんが、入居が決定してから1カ月以内に全員が引っ越すのも特徴。
新築物件やハイスペック物件は、抽選のケースもあるため、1ヶ月以内に引っ越しができるように、計画的な申し込みや準備が大切です。
UR賃貸を借りるのに向いている人と向いていない人は次のとおり。
子育て世帯や二世帯など、広い部屋でのびのび生活したい人に向いています。
保証人を立てるのが難しい人や貯金はあるが初期費用を抑えたいという人、緑豊かな場所に住みたいという人はUR賃貸がおすすめです。
駅チカ物件がいい、あまり家に帰らない、帰宅してもすぐ寝るだけで家で過ごす時間が少ないという人は、UR賃貸に向いていない可能性もあります。
会社に近い物件を探したり、駅に近い物件を探した方が暮らしやすいケースもあるからです。
また、転勤がある、引っ越しが多いという人も家賃が相場より高いUR物件は住みにくいかもしれません。
UR賃貸住宅は、行政が都市再生を目的に管理する物件で、広々とした部屋を安い初期費用で借りられるのが特徴です。
審査基準は厳しめですが、保証人不要、更新費不要とメリットも多いので、子育て世代や二世帯住居を考えている人は、物件の候補に入れて探してみるのがおすすめです。