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擁壁近くにある土地の家は買わないほうがいい?

坂の多い横浜では、擁壁に接した土地の家を買うべきか迷う方も多いでしょう。ここでは擁壁に近い家の購入に関して、基本的な考え方をまとめています。

坂の多い横浜で気になる擁壁のリスク

横浜は起伏の激しい地勢から坂や高低差のある住宅地が目立ち、斜面を支えるための擁壁を備えた土地も珍しくありません。実際に2011年には保土ケ谷区で擁壁が崩落し、土砂災害が発生した事例があるなど、大雨による損壊リスクは軽視できない課題といえます。こうした地域での物件購入を検討する際は、擁壁の状態や安全性の確認だけでなく、将来的な売却への影響まで見据えた慎重な判断が求められます。

参照元:水土砂防災研究部門|2011年5月29日横浜市保土ヶ谷区の土砂災害(https://mizu.bosai.go.jp/wiki2/wiki.cgi?page=2011%C7%AF5%B7%EE29%C6%FC%B2%A3%C9%CD%BB%D4%CA%DD%C5%DA%A5%F6%C3%AB%B6%E8%A4%CE%C5%DA%BA%BD%BA%D2%B3%B2

擁壁について

擁壁とは、高低差のある土地や斜面において土砂の崩壊を防ぐために設置される壁状の構造物のこと。盛り土を含む傾斜地では、激しい降雨や地震の振動によって土壌が流動しやすくなるため、擁壁がその土圧を正面から受け止めて宅地や道路の安全を維持する役割を担っています。その種類は多岐にわたり、鉄筋コンクリート造をはじめ、コンクリートブロック積みや石積みなど、素材や工法によって強度や耐久性の特性もさまざまです。

擁壁をチェックする際には、設置から年月が経過して老朽化したものや、現行の建築基準を満たしていない古い擁壁には注意を払わなければなりません。表面のひび割れや構造自体の傾きも重大な倒壊リスクに直結する恐れがあるため、外観の状態をしっかりと確認しておきましょう。

擁壁が近い家の購入はやめるべき?

擁壁に隣接する住まいに対して、「危険だから避けた方がよい」と直感的に構えてしまう方は少なくありませんが、一概に購入を断念すべきとは言い切れません。

確かに古い擁壁や現行基準を満たしていない構造物には、将来的な補修費用の発生や、万一の際の賠償リスクといった懸念材料が含まれます。その一方で、擁壁によって形成された高台の土地は、良好な眺望や日当たりを確保しやすいなど、居住空間としての価値を高める側面も持ち合わせています。

擁壁が近い家の購入で重要となるポイントは、その構造や劣化具合、さらには行政が定める「がけ条例」への適合状況を事前に精査すること。その上で、将来必要となるメンテナンス費用や売却時の流動性まで含めて総合的に判断しましょう。

もし判断に迷う場合は、横浜特有の地形や擁壁事情に精通した不動産会社、あるいは専門家のアドバイスを仰ぐのが賢明です。物件価格が周辺の相場と比較して妥当であるかを専門的視点から確認してもらいつつ、家族のライフスタイルに合致するかどうかも含めて慎重に検討してください。

擁壁のある土地のメリット

眺望・日当たり良好の家を購入できる

擁壁を伴う土地は高台や斜面に位置するケースが多いため、近隣の建物よりも一段高い場所に居を構えられる点が大きな特徴です。前方の視界が広がって豊かな採光を確保できることが多いため、リビングやバルコニーからの眺望を重視するご家族にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。平坦な住宅地では得がたい開放感に包まれて暮らせる点は、擁壁のある土地ならではの利点です。

比較的家の購入価格が安い

高低差のある土地は平坦地と比較して敬遠されやすい傾向にあるため、周辺相場よりも物件価格が抑えられているケースが少なくありません。立地や広さのわりに予算内で収まる物件が見つかれば、浮いた資金をリフォームや最新の設備導入に充てるなど、暮らしの質を高める工夫も可能です。

特に横浜のような人気エリアでは、擁壁付きの土地を選択肢に含めることで、希望する駅からの距離や利便性を妥協せずに住まい探しを進められる確率が高まることもあります。コストパフォーマンスを重視しつつ、理想のエリアでの生活を手に入れるための現実的な手段として、擁壁の近い家は魅力的な選択肢になるかもしれません。

擁壁のある土地の注意点

老朽化した擁壁に注意

擁壁のある土地では、外見上は堅牢に見えても内部で老朽化が進行しているケースもあります。表面にひび割れや膨らみが生じていたり内部の鉄筋が露出していたりする場合、豪雨や地震の際に崩落を招くリスクが懸念される点は否めません。万が一の事態が発生すれば、自邸への被害に留まらず、近隣住民への損害賠償問題に発展する可能性もあります。

購入を決定する際には、築年数や構造種別、過去の補修履歴を丹念に確認し、独自の判断を避けつつ、横浜の地勢に明るい不動産会社や専門家へ意見を仰ぐようにしましょう。

坂の上り下りが負担となる場合も

擁壁を伴う土地は高台や斜面に位置する特性上、最寄り駅やバス停との往復に急な坂の上り下りが介在する立地も目立ちます。若いうちは気にならない程度の負荷であっても、将来的な体力の変化やベビーカーの利用、高齢の家族による通院などを考慮すると、日々の生活において小さくない負担となるかもしれません。

契約前に通勤や通学のルートを実際に歩き、雨天時や重い荷物を抱えた状況を想定して、長く住み続けるイメージが持てるかどうかを確かめておくことをおすすめします。

リスクのある擁壁かチェックする方法はある?

擁壁に潜むリスクを見極める第一歩は、目視による現状確認です。表面に細かなひび割れがないか、不自然な膨らみが生じていないか、構造体が傾いていないか、あるいは鉄筋の露出や排水を担う「水抜き穴」の詰まりがないかを丹念に観察しましょう。

また、高さが2mを超える擁壁については、建築基準法に基づく確認申請が行われているか、設計図面や検査済証が保管されているかを不動産会社へ確認してください。横浜市が公開しているハザードマップの土砂災害警戒区域や開発許可・宅地造成の履歴なども精査しておくと、判断材料としての客観性が高まります。もし自身の判断に不安を感じる場合は、擁壁や地盤に精通した建築士、専門業者へ調査を依頼し、将来的な補修の必要性や費用の概算を把握しておくことが賢明です。

これらの入念な準備は、購入後の予期せぬトラブルを防ぐだけでなく、住宅ローンの審査や将来の売却における資産価値の維持にも大きく寄与します。