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まず知っておくべきなのは、新築の建売住宅においてエアコンは設置されていないのが一般的であるという点です。エアコンや照明器具といった設備は、住宅そのものではなく「備品」として扱われるため、購入者が自らのライフスタイルや好みに合わせて選び、購入・設置するのが通例となっています。
住宅の購入契約にエアコンの設置が含まれていない限り、快適な新生活を送るためのエアコンは、ご自身で用意する必要があるのです。
住宅を購入したハウスメーカーや工務店に、オプションとしてエアコンの購入と設置を依頼する方法です。住宅の構造を隅々まで熟知している専門家が対応するため、最適な設置場所の提案や、建物の美観を損なわない配線・配管工事を任せられるのが最大のメリットです。
また、設置工事の手配やスケジュール管理といった煩わしい手間がかからず、住宅の引き渡し前に入居日に合わせて設置を完了させてくれる点も魅力です。費用を住宅ローンに組み込める場合も多く、初期費用を抑えたい方にとっても有効な選択肢となります。
身近な家電量販店でエアコンを購入し、そのまま取り付け工事まで依頼する方法も一般的です。豊富な品揃えの中から実際に製品を見ながら比較検討でき、専門の販売員に相談しながら選べる手軽さが魅力です。
店舗によっては工事費無料のキャンペーンなどを実施していることもあります。ただし、注意点として、見積もりは標準的な工事を想定しているため、設置当日に配管が長くなるなどの理由で追加料金が発生する可能性があります。
また、引っ越しシーズンなどの繁忙期には希望の日程で工事の予約が取りにくく、入居後しばらくエアコンなしで生活しなければならないケースや、工事時間が直前まで確定しないといったストレスを感じることもあります。
インターネット通販でエアコンを安く購入し、設置工事は別途ご自身で探した専門業者に依頼する方法です。同じ製品でも住宅会社や家電量販店より安価に購入できることが多く、費用を少しでも抑えたい方にとっては魅力的です。
しかし、選んで設置をするまで多くの手間がかかることを覚悟しなければなりません。エアコン選びから信頼できる取付業者の探索、それぞれのスケジュール調整まで、すべて自分で行う必要があります。特に繁忙期には業者の予約が困難になることも少なくありません。
また、エアコン本体の配送日と工事日がずれた場合の保管場所の確保や、万が一、動作不良が起きた際に、それが製品の初期不良なのか工事業者のミスなのか、責任の所在が曖昧になりやすいというリスクも考慮しておく必要があります。
まず確認したいのが、室内機の設置場所と、そこから室外機へつなぐための配管を通す穴の位置関係です。設置したい壁の場所に、エアコンを取り付けるための十分なスペースがあるかを確認します。
そして配管穴が適切な位置に開けられているか、もしこれから開けるのであればどこが最適かを住宅会社と相談しましょう。設置場所と穴の位置が離れすぎていると、配管が長くなり、見た目が損なわれるだけでなく追加の工事費用が発生する原因にもなります。
エアコンは消費電力が大きいため、専用のコンセントが必要です。設置を希望する場所の近くにエアコン用のコンセントがあるか、そしてそのコンセントの電圧(ボルト数)を確認してください。
通常は100Vのコンセントが設置されていますが、広いリビング向けのパワフルなエアコンなどでは200Vの電源が必要になる場合があります。
もし電圧の変更やコンセントの増設が必要になると、別途電気工事が発生し追加費用がかかりますので、購入したいエアコンの仕様と合わせて事前に住宅会社に相談しておくことが肝心です。
意外と見落としがちなのが室外機の設置場所です。エアコンの能力によって室外機のサイズも変わるため、購入予定の室外機が設置スペースに収まるかを確認する必要があります。
設置場所は、建物の外観を損なわず、人の出入りの邪魔にならないことが基本です。
また効率的な運転のためには、直射日光や雨が直接当たりにくく、風通しの良い場所が理想的。「室外機が大きすぎて窓にかかってしまった」「置く場所がなくて通路が狭くなった」といった失敗を避けるためにも、住宅の設計段階や内覧の際に、室外機の置き場所まで想定して住宅会社としっかり打ち合わせをしておきましょう。