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中古戸建て購入前にホームインスペクションは行うべき?

このページでは、中古戸建を購入するときにインスペクションを行うことの重要性や、注意すべきポイントなどについて解説しています。

ホームインスペクションとは?

ひび割れなどの不具合がないかどうかを確認し、住宅の状態を判断するため建物検査員によって実施される住宅診断のことを、ホームインスペクションといいます。目視のほか、機器による調査も行われます。建物の状態を客観的に把握できるのが特徴です。適切な保全や安全性の確保が可能になります。

なお、中古住宅を対象としたホームインスペクションの中には、国が定める基準に沿って安全性や品質のチェックを行う「建物状況調査」という検査もあります。検査結果は報告書として提供されます。

ホームインスペクションの費用は?

一戸建てにホームインスペクションを実施する際の費用は、検査会社ごとに異なりますが、相場は数万円程度です。ただ、物件の広さや築年数、調査内容などにより、追加料金が必要になる場合も。特に、延床面積が大きな住居の場合、水まわりの設備数が多くなるため、その分費用も高くなる可能性があります。

さらに、床下や小屋裏の調査も、追加料金が必要になる場合が多いです。コストがかかることが負担に感じられるかもしれませんが、シロアリ被害や雨漏り跡など、重大なトラブルに関連する問題が見つかりやすい部分でもあります。

参照元:検NET株式会社(https://ken-net.co.jp/blog/inspection/a36/

ホームインスペクションを行うメリット

住まい環境の向上が可能

外壁、開口部、水まわりの設備そしてオプションとして床下や小屋裏などの状態を多角的に調査するため、結果をふまえて住環境を健全な状態に維持し、さらに快適性を高めることが可能になります。

リスクが深刻化するのを防ぐことができる

換気や断熱など、建物の耐久性に影響が及ぶようなリスクの可視化ができる点は、非常に大きなメリットだといえます。将来的に重大な問題に発展するおそれのある欠陥に対して、適切な処置を施すことで、大きなトラブルが発生するのを未然に防ぐことが可能になります。

実際、住宅におけるトラブルは、ある日突然発生するケースはまれで、ちょっとした劣化や施工不良が原因となっている場合が多いです。劣化や施工不良を見逃すことで、深刻化してしまうのです。例えば、ほんのわずかな雨水の浸入をそのまま放置しておくと、徐々に内部の腐食が進んでいきます。最終的には大規模な修繕が必要な状態になってしまうのです。

資産価値を維持しやすくなる

家の価値の低下を防ぎやすくなることも、注目すべきメリットです。将来的に売却をする可能性があるのであれば特に、住まいの品質における信頼性と競争力を維持しておくことが重要です。

維持管理が行き届いた住宅は、売却時の価格下落を抑えることが可能です。。また、ホームインスペクションを通じて建物の状態を把握できていることは、購入希望者にとっての安心材料にもなります。

ホームインスペクションの注意点

時間・手間・費用などがかかる

ホームインスペクションの実施を依頼する際には、検査会社の選定に始まり、予約を取り、さらに調査が行われる日に立会い、そして後日結果を確認するなど、一連の手続きを経なくてはなりません。そのため、一定の時間や手間がかかることは避けられないでしょう。

さらに、調査は専門家によって行われるため、料金も安いとはいえません。時間や手間、そして費用がかかることを事前に理解しておく必要があります。

すべてを確認できるわけではない

住宅は、一度建築が完成してしまうと、後から見て確認することが不可能になる部分も多いです。そのため、非破壊で実施するホームインスペクションでは、すみずみまでもれなく建物の状態を確認することは不可能です。

例えば、仕上げ材の内部を直に見て調査するのは難しい場合が多いです。配管なども、すべてを詳細に確認することはできません。建物の劣化の進行具合や不具合の兆候の有無などを調査し、多角的に読み取ることで対応しなくてはならないのが実情です。

競合負けしてしまう場合も

競合負けする可能性が高まることも、大きなデメリットとしてあげられます。気に入った物件があり、それを購入したいと思っていても、念のためホームインスペクションを実施したいという旨を伝えると、手間がかかることが敬遠されてしまう場合があるのです。その結果、他の購入希望者に流れ、競合負けしてしまうのです。

ホームインスペクションを依頼する際のポイント

屋根裏・床下内部の調査も依頼する

床下と小屋裏の内部も、できる限りホームインスペクションを依頼するようにしましょう。通常のメニューには含んでいない検査会社も少なくないため、依頼するかどうか迷いがちな部分ではあります。しかし、非常に重要な項目を調査できる部分でもあるのです。床下や小屋裏に進入して調査を行う際には大変な手間がかかるため、追加料金が発生しますが、それでも依頼することをおすすめします。

具体的には、次のような項目の調査が可能になります。

  • 基礎コンクリート
  • 土台・大引きなどの床組み
  • 断熱材
  • 配管
  • シロアリによる被害の有無
  • 小屋組み
  • 野地板
  • 雨漏りの有無

屋上の調査も重要

住宅によっては、屋根が平らな「フラットルーフ」の場合もあります。フラットルーフには、雨漏りを起こしやすいという欠点があります。そのため、状態を調査してもらうことをおすすめします。

フラットルーフの面積が広い場合などは追加料金が発生する可能性もありますが、トラブルの有無を確認することができ、かつ見つかった場合には深刻化を防止するための対策を講じることが可能になることを考えれば、それだけの価値はあるといえます。

現地で立ち会って理解を深める

ホームインスペクションが実施される当日、現地で立ち会うことも大切です。実施された調査の内容とその結果について、より適切に理解することが可能になります。さらに、わからないことや疑問点がある場合には直に質問できるため、回答も理解しやすくなります。アドバイスを得られるでしょう。

ホームインスペクションの結果に関する詳細な報告書を提供している検査会社もありますが、現地立ち合いをすることで得られる情報は少なくないため、可能な限り立ち会うことをおすすめします。